制度を活用すれば、マイホームは「これだけ安くなる!」
マイホームの購入には、多額のお金が必要です。しかし、さまざまな補助金や税金控除を活用すれば、お得な価格で(住まいが)購入できるのをごぞんじでしょうか?
ここでは「制度を利用すれば、いくらまでマイホームが安くなるのか」検証したいと思います。
この記事でわかること
「すまいの諸制度」で、1,000万円以上マイホーム価格が安くなる!?
マイホームの購入には、さまざまな制度が活用できます。住まいの規模や仕様によって「補助金の額」は変わりますが、場合によっては数百万円〜1,000万円以上のお金が還ってきます。
例えば「すまい給付金」を利用すれば、収入に応じて最大30万円(消費税8%の場合、消費税10%の場合は50万円)の補助金が受けられます。
また「住宅ローン控除」を利用すれば、ローン残高の1%が10年間戻ってきます。最高控除額は10年で400万円あり、活用すれば(住まいが安く)取得できる計算です。もちろん、住宅ローン控除は、新築だけでなく中古物件にも適用されます。
こうした制度を活用すれば「100万円〜1,000万円以上」購入価格が安くなります。それぞれ、併用できるケースも多いので、お得な制度は、すべて取り入れるようにしましょう。
返済不要! 100万円単位の大きな補助・助成金が受けられる
補助金や助成金を活用すれば、100万円規模の工事費が補助されるほか、金利の優遇が受けられるなど、多くのメリットがあります。
補助金や助成金は、住宅ローンのように返済する必要がありません。申請が必要ですが、受けられる資金はすべて住まいの購入やリフォームに充当できます。
住まいの購入だけでなく、費用のかかるバリアフリー化や耐震・耐火工事、補修などに補助金や助成金を活用しましょう。
自治体の補助金や助成金をチェックしてみよう!
国による助成金のほか、自治体でも、各種補助金や助成金の申請を受け付けています。
ただし(受けられる)内容は自治体によって異なります。どのような制度があるのか、まずは府や県、市役所や区役所のホームページをチェックしてみましょう。
フラット35のサイトでは「地方公共団体の支援制度」を一覧で紹介しています。
このほか、リフォームに関しては「国土交通省」のサイトで(全国の利用状況)が確認できます。また、耐震工事に関しては一般財団法人 日本建築防災協会の公式サイトを参照してください。
東京都の例|リフォーム費用の80%負担や、ローン利息の1%が補助される!
東京都を例に、どのような補助金や助成金があるのか確認してみましょう。
東京都の助成制度は、活用する価値大!
一例ですが、リフォームなら工事費の80%が補助されたり、耐火工事の費用は「利息の1%」が補助されるなど、大きな優遇措置が受けられれます。
また、指定の木材を使った住まいには「最大1.6%」の金利引き下げが実施されるなどユニークな試みも見られます。以下で「具体的な補助・助成内容」を取り上げます。
東京都の木材を使った住まいには、優遇金利が適用される!
都内では「多摩の木材」を使用すれば、住宅ローンの金利が優遇(0.1%〜最大1.5%金利を引き下げ)されます。住まいの50%を指定の木材で建築すれば、以下の銀行(金融機関)で優遇金利が適用されます。
多摩信用金庫/中央労働金庫/八千代銀行/西武信用金庫/青梅信用金庫/JAバンク東京信連/りそな銀行あきる野支店
耐火工事は、利子の1%を10年間「都が負担」してくれる!
東京都では「東京都個人住宅利子補給助成制度」を扱っており、住宅密集地の耐火工事に対して、年1%(最長)分の利子を10年間補助してくれます。
融資の上限額は4,590万円まで、もしくは立て替えの費用の90%、申込時の年収25%までのいずれかを「融資上限額」として工事(リフォーム)費用を負担してくれます。中古物件の購入後「耐火工事」を行うなら、補助金を申請してみてください。
耐震診断・リフォーム・補修に関する助成制度
耐震化を促進するため、必要な耐震診断、リフォーム、補修に関する費用を助成しています。耐震診断の場合は、費用の50%が補助されます。また、耐震改修工事(リフォーム)に関しては、工事費用の80%以内=上限120万円が補助されます(目黒区の例)。
※ 補助金の内容は各区毎に異なります
また、全国でも同様の「耐震工事に関する補助金制度」が実施されています。改修工事を希望される方は、最寄りの自治体に「受けられる助成金や補助金」の相談をしてみてください。