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住宅ローンの利用後|嫁と姑が、同居で失敗しないポイント3つ!

孫

せっかく二世帯・三世帯住居にしたのに、親子の仲が悪ければ「快適な暮らし」が遠のいてしまいます…。しかし、家の建て方や間取りを設計を工夫することで、各家庭のプライバシーを尊重し、穏やかな生活が保てます。

本記事では、嫁や姑が同居で失敗しないよう、どのような間取りや建て方を取り入れるべきか、詳しく解説したいと思います。

嫁と姑が快適に暮らせる住環境とは?

嫁姑

二世帯・三世帯住宅は夫の両親と暮らすケースと妻の両親と暮らすケースがありますが、特にトラブルが発生しやすいのは夫の両親と暮らす場合です。

家族みんなが快適に暮らすには、プライバシーに配慮した二世帯向けの設計にするのがおススメです。

おススメの住環境

  • 1階は親世帯、2階は子世帯に分ける
  • 玄関、キッチン、浴室などを分けてリビングや庭を共有する
  • 帰宅時間が遅い子世帯の出入り口を別に設ける(2階の場合は外階段をつける)

などがあります。それぞれの家庭の事情に合わせて間取りを考えてみましょう。

住宅ローンで知っておきたい用語No.79: 二世帯リフォーム

それまでは一世帯で住んでいた家を親子孫の三世代が同居するためにリフォームをすることです。

実際の施工例を見てみましょう。

ケース① 1階と2階で世帯を分離
(リフォーム前)
親世帯の家は2階建てですが、小さな部屋がいくつもあり動線が悪い上に使っていない部屋もありました。浴室やキッチンも古くて狭いので使いづらいのが難点です。

(リフォーム後)
1階の和室を洋室にリフォームし、親世帯の寝室としてベッドを設置。
使っていない部屋2部屋の建具を取り外して1つに広げてリビングに。キッチンとダイニング、リビングは共有ですが、動線をよくしました。
2階は子世帯のスペースにリフォーム。子ども部屋を2部屋作り屋根裏を収納に作り替えました。
玄関はひとつですが、子世帯は帰りが遅くなることがあるため、外階段から直接2階に入れるようにしました。

ケース② 完全分離型
(リフォーム前)
庭を含めて敷地が広い家で、設備も古く不便を感じていました。

(リフォーム後)
親世帯が高齢で息子の嫁とは年齢差があるため、トラブルを避けるために玄関を含めた居住スペースを完全に分離することにしました。
幸い、敷地に余裕があったので実現しました。
リビングや庭は共有して使い、孫は祖父母と遊んでもらうのを楽しんでいます。

住まいをめぐる二世帯・三世帯のトラブル

親世代と若者世代では生活のペースが異なります。

  • 親世代は朝が早いが、子世帯は帰りが遅く深夜まで電気をつけている
  • 親世代は熱いお風呂に入りたがるが、子世帯はシャワーで済ませる
  • 親世代は和食中心だが、子世帯は洋食が多い

雷

など、何かにつけて違いがあります。

そこに家族ひとりひとりの価値観が異なります。子どもが反抗期を迎えるとさらに問題は複雑になってきます。
「子育てに口をはさまないで」といったことで家庭内にトラブルが発生することもよく見られます。

三世代同居には多くのメリットがありますが、トラブルの元も多く潜んでいるということを理解して、お互いにストレスをためない暮らしを作っていきましょう。

メモ:家事の空間も共有しないこと!

夫の実家との距離は「スープが冷めない距離」が理想と言われています。
あまり離れていると心配だが、近すぎても何かと問題になるというたとえです。

同居する場合はさらに注意が必要です。
特にもめるのがキッチンでしょう。

・味の好みが違う…「姑の料理は和風で薄味、嫁の料理は洋風料理でこってりしている」というように何かと対立してしまいます。
姑は「薄味が健康のためにいい」と主張しますし、嫁は「子どもがハンバーグや唐揚げなどを喜んで食べる」と反論してトラブルに発展します。

食材の使い方でもめる…「もったいない」と何でも残しておく姑と「賞味期限が切れたらすぐに捨てる」という嫁。野菜の切り方ひとつにしても意見が対立します。

外食が多いともめる…「カレーなんか家で作れるのに、すぐに外食に行きたがる」と文句を言われるなどトラブルの元になります。

いらぬトラブルを避けるためにもキッチンは分けるのが理想です。

同様に入浴の時間帯が異なるため、浴室も分けるのが無難です。特に高齢になると肌が乾燥して「湯船に粉が浮いている」「白髪が落ちていた」と子世帯から苦情が出ることがあります。親世帯は孫から指摘されるとショックを受けてしまいます。

キッチンや浴室を2つ作るのは水道代や燃料代が2倍かかるので不経済ですが、お互いの生活のペースを尊重するためにも分けておくといいでしょう。

住宅ローンを仲良く分担する方法

二世帯リフォームにするケースが増えていますが、住宅ローンの分担割合を最初にきちんと決めておきましょう。

  • 子世帯の収入が減った
  • 教育費が予想以上にかかった
  • 親が病気で医療費がかかるようになった

喧嘩

など返済期間中にはさまざまな事情が発生します。その場合は親と子がきちんと話し合って助け合うことが大切です。

「今は返済を助けてもらうが、親に介護が必要になったらサポートする」
「子どもの教育費が不要になったら負担してもらった分を返済する」
などの約束を交わすのもいい方法です。

二世帯でも、お互いの生活を尊重するコツ

二世帯住宅でストレスを抱えないためには、言いたいことがあってもそれぞれの立場や意見を尊重することが大切です。

親世帯には
「最近、子どもは塾で帰りが遅いけれど心配しないでね」
「アトピーで食べられない食材があるから、子どもの食事は私たちが準備する」
などと伝えておきましょう。

一方の親世帯も
「最近、足腰が弱いのでゴミ出しは助けてほしい」
「固い食べ物は噛みづらいし消化に悪いから、柔らかいものを作ってほしい」
と希望を伝えておきましょう。

たとえ家族でも、はっきりと言葉で伝えないと相手はわかりません。
お互いに事前に気持ちを説明して理解を求めることが大切です。

また、離れて暮らしているときはあまり気にならなかったことでも一緒に暮らすことで何かと目に付くということがあります。

町

「おじいちゃんは不潔だ」
「子どもの食事に野菜が少ないのではないか」
などお互いに感じることがあるかも知れません。しかし、言いたいことを抑えて、干渉しないように心がけましょう。

相手がそのことで相談をしてきたら、「そういえば自分もちょっと気になっていたんだ」と答えてあげると会話がスムーズに進みます。

まとめ|仲良く暮らすコツは、お互いを尊重すること

結婚しても働く女性が増えたこともあり、最近は二世帯住宅を望む家庭が増えています。親世帯の側では「元気なうちに子どもの力になりたい」「高齢の夫婦二人暮らしは何かと不安」といった背景があります。
二世帯住宅は気を使う面もありますが、お互いに助け合うことでよりよい人生が過ごせます。孫にとっても大家族で暮らすのはメリットが多いものです。

二世帯生活はお互いの立場を尊重することで仲良く暮らせます。住宅ローンの返済を親子で分担することで負担が減るのも魅力です。

親子で話し合ってみましょう。

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