年収が少なくても「カンタンに住まいを手に入れる」!住宅ローン活用のコツ
住宅ローンは、年収が少なくても融資が受けられます。ひと昔前まで「年収が多くなければ、住宅ローンは組めない」と考えられていました。
しかし、ここ数年で状況は大きく変わっています。年収の少ない方や自営業の方、女性でお勤めの方、若い世代、シニア世代の方でも、条件にとらわれず「安心して、マイホームが手に入る時代」になっています。
ここでは「年収が少なくても、カンタンに住まいを手に入れるコツ」について、詳しく説明したいと思います。
この記事でわかること
年収が少なくてもOK! 新築は、こうやって手に入れよう
年収が少ない方でもマイホームは購入できます。ただし、頭金だけは頑張って貯めておきましょう。頭金があれば、今後の返済がラクになります(頭金については、記事の後半で説明します)。
一般的に、住宅ローンは「年収300万円以上」を目安に融資を行っています。しかし、フラット35であれば、年収に応じたローンが組めます。
都市部に一軒家を買うのは難しいですが、中古物件や郊外の物件であれば、1,000万円台でも売りに出ています。こうした物件を『長期固定金利住宅ローン』で購入すれば、年収200万円台の方でも、マイホームを手に入れることが可能です。
支払いに問題が無いなら、頭金は少なくてもOK!
頭金に関しては、さまざまな考え方があります。「物件価格の一割あれば十分」という意見や「多ければ多い程良い」など、十人十色です。ただし「住宅ローンの支払いに無理がなければ大丈夫」という点は、共通しています。
どんなに頭金が多くても、月々の家計が火の車では、支払いに支障が出てしまいます。反対に頭金が少なく、年収が少ない方でも倹約をして「月々の支払いに余裕がある」なら(頭金が無くても)問題ありません。実際に頭金0円の住宅ローンは存在します。初期費用を抑え、余裕を持って融資が受けられるのが「頭金0円ローン」の魅力です。
ただし、月々の余裕も無く、頭金も無い状態で(頭金0円ローンを)利用するのは無謀な挑戦です…。現時点で無理がなくても、長期的に見て「無理のあるローン返済」は、計画すべきではありません。
まずは、年収から「余裕を持って購入できる住まいの価格」を割り出してみましょう。
借入の金額は「フラット35」のローンシミュレーターが役に立ちます。ここでは年収と金利、返済期間を入力すれば、借りられる金額が自動計算できます。
例えば、年収200万円の方が金利1.5%、35年でローンを組んだ場合、借りられる金額は「1,633万円」と自動計算されます。
いくら借りられるのか計算し、ローンの利用計画を立てよう!
上のシミュレーションで出た「1,633万円」という金額は「他の借入金が無い」ことを想定して計算しました。
もしも、自動車ローンや教育ローン、カードローン(キャッシング等)の返済があれば、住宅ローンで返済できる金額は「より少なく」なります。月々の返済が苦しくならないよう「いくら借りるべきか」利用計画を立ててみましょう。
女性には低金利で安心・女性専用の「住宅ローン」がおすすめ!
女性の方は『女性専用の住宅ローン』が利用できます。女性専用住宅ローンは、次のような特徴があります。
「女性専用住宅ローン」は、ココが便利!
- 金利の優遇がある
- 出産や育児休暇中は、返済負担が軽減される
- 年収など「審査の条件」も一部優遇が受けられる
女性専用ローンは「仕事と子育てを両立している」方にとって、さまざまな優遇制度が設けられています。
例えば、ローン利用中の全期間「マイナス1.0%以上」金利が優遇されたり、出産後、育児休暇中は「金利の引き下げ」を行うなど、貸し付け条件の良さが特徴です。
このほか(女性専用ローンは)通常のローンよりも年収の条件が低く、女性の方でも審査が通りやすいので安心です。
母子家庭の方にもやさしい、女性専用ローン
女性専用ローンは、派遣社員や契約社員の方でも審査が通りやすく、マイホーム購入を積極的にサポートしてくれます。また、母子家庭の方にとっても「女性専用住宅ローン」は、強い味方です。
みなさんの年収、ライフスタイルにあったローンを探して、マイホーム購入に活用してください。
審査が心配なら、フラット35で申し込んでみよう!
「銀行の審査が通るのか不安…」という方は、フラット35で住宅ローンを申し込んでみましょう。フラット35は「住まいの普及」を目的としており、銀行独自のローンや、他のローンと比べても「貸し付け条件が良い」のが特徴です。
年収の条件など、審査のハードルもやや低めなので、年収が少ない方、自営の方、派遣社員や契約社員の方でも、安心して住宅ローンが利用できます。
ただし、フラット35でも、利用する銀行によって金利など、貸し付け条件は異なります。まずは「どのフラット35」が一番お得なのか、それぞれの金融機関で比較をしてみましょう。
ワンポイントメモ 「フラット35」は、よく比較することが重要!
各金融機関における「フラット35の金利」は、以下のページで確認できます。どのローンがお得なのか、まずは徹底的に比較してみましょう。