中古物件がアツい!リノベーション物件がおすすめの理由
中古物件が大きな注目を集めています。特に人気が高いのは「中古+リノベーション」の組み合わせです。リノベーションで建物の全面改装をすれば、新築同様の住まいが手に入ります。
また、築年数の浅い物件であれば、気になる箇所だけをリフォーム(部分改修)することも可能です。ここでは、リノベーション物件の魅力と「人気の理由」について詳しく解説しましょう。
この記事でわかること
中古物件が人気の理由は「価格が安い」から!
中古物件の購入が注目されているのは「購入価格が安い」のが原因です。
例えば、都内でマンションを購入すると、1㎡あたりの金額(平均価格)は、新築で85万円ですが、中古の場合は64万円と「1㎡あたり20万円安く」購入できます(2014年のデータ)。
神奈川や千葉、埼玉を含めた「首都圏平均」を調査すると、新築の平均価格は1㎡あたり71万円ですが、中古の平均価格は45万円と「1㎡あたり26万円も安い」計算になります。
仮に70㎡のマンションを購入すれば、新築の場合は4,970万円ですが、中古であれば3,150万円で購入できます。これが関西圏になれば、平均700万円〜800万円安い金額で購入可能です。
マイホームを手に入れる場合は、新築や中古といったカテゴリだけでなく、エリアも含めた「広い視点で」家探し(土地探し)をしましょう。
中古なら、駅近物件でも「価格が安い」のでお得♪
どんなに安い住まいでも、何時間もかけて会社や学校に通うのは大変です…。新築を買うのは(お金の問題で)厳しくなりますが、中古であれば予算の範囲内で「住みたいエリアに住む」ことが可能です。
駅チカで新築物件を購入するのは(予算的にも)大変ですが、中古物件なら比較的手頃な値段で購入できます。
通勤や通学に便利な場所で物件を探し、毎日「時間的に余裕のある暮らし」を手に入れましょう。
都心部の場合は、中古と新築の価格が拮抗している…!
東京の中心部では、新築と中古の価格差は「ほぼ同じ」です。建物の新しさよりも「住まいの建つ場所」が重要視されます。
東京では中古物件でも価格が高く、購入シェアも増加しているので、土地探しだけでより多くの時間がかかります。
住宅ローンやリフォームローンが使えるので、安く工事できる!
中古物件の購入でうれしいのは、住宅ローンやリフォームローンが使える点です。一般的に「住宅ローン=新築」といったイメージが強いのですが、中古の購入やリノベーションでも(新築とほぼ同じ)融資が受けられます。
中古のリノベーションで使える「住宅ローン」はこれだ!
中古物件のリノベーションには、以下のローンが利用できます。ローンの種類は新築の購入と同じです。
中古物件の購入で使えるローン
- 銀行の住宅ローン
- 労働金庫(ろうきん)の住宅ローン
- 信用金庫のローン
- 住宅ローン専門の金融業者
- 住宅金融支援機構+民間の金融機関が提携するローン(フラット35)
最近では、ネット銀行で住宅ローンを借りる人も多いです。また、住宅ローン専門の金融業者もいくつか存在します。会社で財形貯蓄をしている人は「財形融資」が受けられます。財形融資のメリットは、他の銀行ローンやフラット35と併用できる点です。
このほか「フラット35」を利用すれば、長期固定金利住宅ローンなので、計画性のあるローン利用が可能になります。
中古のリノベーションで使える「リフォームローン」はこれだ!
住宅ローンのほかにも、各種「リフォームローン」が利用できます。リフォームローンは、以下の場所で融資が受けられます。
リフォーム・リノベーションで使えるローン
- 銀行の「リフォーム」ローン
- 労働金庫(ろうきん)のリフォームローン
- 信用金庫のリフォームローン
- 住宅ローン専門の金融業者でリフォームローンを借りる
- 住宅金融支援機構のリフォームローン
- 財形住宅融資のリフォームローン
- 信販会社のリフォームローン
地方自治体ではリフォームに対して、融資のほか、補助金の交付を行っています。また、リフォームに関しては税金の控除が受けられるので、工事の際は「使える制度」を全てフル活用しましょう。
参考リンク①:国土交通省「各税制の概要」
参考リンク②:国税庁「マイホームの取得等と所得税の税額控除」
中古をリフォームする際は「場所・ローン・税金」を調べることが重要!
中古物件の購入で失敗しないため「購入する物件の場所、使えるローンの種類、利用できる税金」の3点をしっかり調べて、利用することが重要です。
合わせて、地方自治体の補助金や受けられる制度も、良く調べておいてください。