【ファミリー層におすすめ】郊外の住宅価格は割安でお得!
郊外の住まいは、都心に比べて非常に安く、手頃な価格が魅力です。例えば、都心で小さなマンションを買う価格で「郊外で一軒家が買える」と言われています。
ここでは、ファミリー層におすすめの「郊外で買える一軒屋」の価格や、おすすめ物件のポイントについて、詳しく解説しましょう。
この記事でわかること
郊外の物件は、どのくらい割安なのか?
物件の価格は都市部と郊外では同じ間取りでもかなり価格が異なります。
特に都心部では新築一戸建てはかなり高値になりますが、周辺地域のベッドタウンは比較的安く手に入るため、ファミリー層におススメです。
新築一戸建て物件の価格を比較してみました。
地域 | 間取り | 価格 | |
---|---|---|---|
都心部 | 港区赤坂 | 3LDK | 5900万円 |
港区白金台 | 3LDK | 9800万円 | |
渋谷区西新宿5丁目駅近く | 3LDK | 6500万円 | |
渋谷区本町 | 2LDK | 6500万円 | |
東京都郊外 | 豊島区南長崎 | 3LDK | 4800万円 |
北区赤羽台 | 3LDK | 3400万円 | |
北区志茂 | 3LDK | 3200万円 | |
八王子市諏訪町 | 3LDK | 2700万円 | |
府中市小柳町 | 3LDK | 3400万円 | |
神奈川県 | 川崎市麻生区 | 3LDK | 3200万円 |
千葉県 | 千葉市稲毛区 | 3LDK | 3200万円 |
住宅ローンで知っておきたい用語No.73: ベッドタウン
ベッドタウンとは都心に通勤するために郊外に住まいを持つ人が多く住む街のことです。
郊外は都心よりも地価が安いことから家族はそこで生活し、働き手は毎日都心に通勤するという構図が多く見られます。
場合によっては昼間の人口よりも夜の人口の方が多くなるのが特徴です。
首都圏では東京都の23区の周辺や多摩地域、神奈川県、埼玉県、千葉県など東京近郊の地区にベッドタウンが多く形成されています。
また、首都圏以外でも名古屋市内に通勤する人が住む愛知県西部や中部・岐阜県の一部・三重県の一部、京都市内や大阪市内に通勤する人が多く住む京都府南部地域・奈良県・滋賀県などにも大きなベッドタウンができています。
ベッドタウンは新興住宅地として開発されたところが多くあります。他都道府県から移住する人が多いため、地域のしがらみや風習に縛られることが少ないというメリットがあります。また、働く世代が多く住んでいるため、比較的同世代のファミリーが多いのも特徴で、転校してきた場合でも友達ができやすいというメリットもあります。
ファミリー層にオススメの物件とは
ファミリー層とは夫婦と子ども世帯のことで、子どもの数によって必要な部屋数が異なります。
夫婦ふたりだけの世帯では友達を招いてパーティや食事をするためにリビングを広く取ったり、寝室や書斎をゆったり作ることができますが、ファミリー層は子ども部屋を設けるために部屋数が必要になります。
夫婦と子ども2人という4人家族では、リビング、ダイニング、キッチンのLDKのほかに子ども部屋2室と夫婦の寝室の合計3LDKが理想です。子どもが3人の場合は4LDKにしたり、兄弟2人が同室または夫婦の部屋を作らないなどの工夫が必要です。
子どもが小さい間は子ども部屋の間仕切りをなくして広く使い、成長に合わせて部屋を区切るという方法もあります。
メモ:住宅性能表示制度
住宅性能表示制度とは平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づく制度で、新築住宅の基本部分構造の瑕疵担保責任を10年間保証することと定めています。
また、
- 耐久性
- 耐震性・耐風性・耐雪性
- 断熱性
- 防耐火性・避難経路
- 化学物質対策
- 遮音性
- 採光
- 生活配慮・加齢配慮
- 防犯
- メンテナンス
の10項目に関して基準を設けています。(新築物件の場合)
住宅性能評価書を取得した物件は地震保険に加入する際に保険料の割引を受けることができます。
郊外で、楽しく快適に暮らすコツ
ファミリー層だからこの間取りでなければならないということはありません。子どもの様子がわかるように特に子ども部屋は作らないという考え方もあります。
いずれにしても注文住宅なら思い通りの間取りで家を建てることができます。
都心住まいにこだわると物件価格は高いわりに狭い土地や家しか手に入れることができません。郊外でもベッドタウンはバスの本数が多く、通勤や通学に困ることはありません。また、地域内に学校やスーパー、病院などもできているので快適な生活が過ごせます。
郊外の物件探しで、注意すべきポイント
郊外の物件探しで注意したい点は次の2点です。
- 通勤や通学が負担にならないところ
- 家族構成に合った暮らしができるかどうか
1の通勤・通学に関しては主要駅に近いエリアは郊外でも物件価格が高くなりますが、バス停が近くにある場合や徒歩でも坂道がなく10分~15分くらいで駅まで行けるところなら負担にはならないでしょう。
2の家族構成に合った暮らしとは、子どもが幼稚園や小学生の間はのびのび遊べる公園があるかどうか、小学校が遠すぎないかどうか、中学生や高校生になったときに通学できる範囲に複数の学校を選べる選択肢があるかどうかなどをよく考えることが大切です。
郊外の暮らしは不便というイメージがありますが、新興住宅地として開発されたところは街並みがきれいに整備されていて、生活に便利なところが多くあります。
費用面でも余裕を持って物件を選べるので、広い範囲で探してみましょう。
まとめ|郊外ならスペースも広く、快適に住める!
同じ間取りでも都心部と郊外では物件価格が2倍以上の差があります。無理して都心部で家を購入して住宅ローンの返済で苦労するよりも、郊外で広い土地、ゆったりとした間取りの住まいを手に入れることで快適な暮らしが実現します。
各地のベッドタウンやモデルハウスなどを見に行って、理想の住まいを探してみましょう。