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どちらを購入するのがお得?新築と中古物件を比較【住宅ローンの賢い選び方】

家庭木

新築と中古物件を買うのでは「どちらがよりお得」なのでしょうか? ここでは、新築・中古物件の違いと、ローンの正しい選び方について説明します。

2015年以降は、新築より中古物件に人気が集中!

ここ10年で、不動産業界の流れは大きく変わってきました。(以前は人気の無かった)中古物件が脚光を浴びるようになったのです。

実際に「マンションの販売状況」を確認してみると、2015年には新築と中古の販売数が「ほぼ同じ」になっています。ある住宅メーカーの担当者は「新築の販売数は減少傾向にありますが、中古の市場は未だに人気が続いています」と話しています。

最近人気の買い方は、中古物件を安く購入し、新築同様にリノベーションする方法です。以前は「リフォーム」と呼ばれていましたが、最近では「リノベーション」という言葉で広く知られるようになりました。書店をのぞいてみると、たくさんの「リノベーション関連」の書籍が売られています。

中古物件でリノベーション「何がお得なの?」

中古物件でリノベーションをすると、新築で購入するよりも約1,000万円近く、お得にマイホームが手に入ります。

例えば、A市A町で新築の建売住宅を購入する場合、3,000万円かかったとします。しかし、同じA市A町で中古物件を探してみると「800万円前後」で売りに出されていました。

仮に(この)中古物件を800万円で購入し、リノベーションの費用が850万円だったとします。すると、新築同様の工事をしたリノベーション住宅は「計1,650万円」で購入できるのです。もちろん、引っ越しなど諸費用は必要ですが、新築に比べれば「破格の値段」です。

リノベーションといっても見かけだけではありません。きちんと、耐震工事や補強工事を行えば、長く住むことが可能です。費用を抑えてマイホームが欲しい方は、「中古物件のリノベーション化」を検討してみましょう。

中古物件を購入する場合「住宅ローンの借り方」は?

間取り女性

中古物件にも住宅ローンが利用できます。中古物件を購入してからリフォーム(リノベーション)をする場合は、リフォーム費を現金で支払うのか、ローンで融資を受けるのか事前に計画を立てておきましょう。

リフォーム費用は、物件の引き渡し後に支払うのが一般的です。予算に合わせて、ローンの種類を調べてみましょう。

最近では、土地と建物、リフォーム費用をセットで借りられる住宅ローンもあります。リフォームをする場合は、早い段階で土地と建物、工事費用の見積もりを出しておきましょう。

買ってから届く「不動産取得税」を忘れないように!

中古物件を買って、安心してはいけません。実は、物件の引き渡しから約半年〜1年半経ってから「納税通知書」が届きます。

一定の条件を満たした中古物件は、減税の措置が受けられるので、通知が届いたら必要な申請を行ってください。手続きの方法は各都道府県によって異なります。

まずは、最寄りの(市役所・区役所)の担当課で相談をしましょう。また、分からないことは不動産会社でも相談にのってくれるので安心です。

新築は諸費用が安い、中古は諸費用がやや高め!

ここまで、中古のメリットを中心に紹介しましたが、新築にも良い点がたくさんあります。それは「新築は諸費用が安い」という点です。

実は、中古の仲介手数料は、新築の手数料よりも高くなります。特に、不動産会社に仲介を依頼する場合は、手数料が高くなりやすいので注意しましょう…。

新築

一般的に、新築の諸費用は平均90万円〜150万円で済みますが、中古の場合は倍の180万円〜240万円が諸費用としてかかってきます。

このほか、修繕積み立て費が別途必要なので「予算が足りず、支払いができない!」という問題を抱えないよう、諸費用は(やや)多めに残しておいてください。

中古物件の諸費用は「6〜8%」でシミュレーションしよう!

中古物件を購入される方は、物件価格の約6〜8%を「必要な諸費用」として残しておきましょう。新築を購入される方は、物件価格の3〜5%あれば十分です。

ワンポイントメモ 『お得に住む方法を考える』

マイホームを購入する際は、中古と新築でどのくらい費用が変わるのかチェックしてみましょう。

駅チカ・勤務先に近い物件であれば、中古を買ってリノベーションをするのも良いアイデアです。

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