初心者さんの物件探し「どんな家がおすすめ?」
いくつかの「コツ」さえ抑えておけば、初心者でも失敗することなく、良い物件に出会えます。本記事では、どのような家を探すべきか、初心者での分かりやすい「物件の見方」について説明しましょう。
この記事でわかること
どのような家を探すべきか?
いざ「マイホームを買おう」と思っても、選ぶ基準はさまざまです。
不動産業者やハウスメーカーのチラシやCMなどを見ているとどれも魅力がありますが、すべての条件を満たす物件はありません。
そこで自分や家族にとって譲れないポイントを整理してみましょう。
検討するポイントには、次のようなものがあります。
- 価格
- 場所(エリア)(駅や学区など)
- 広さ
- 間取り
- 設備
- 周辺環境(学校や幼稚園、公園、病院などが近くにあるかどうか)
- ライフスタイル(ペットを飼う、楽器の練習をする、両親と二世帯で住むなど)
これらの条件は現在のライフスタイルだけで決めないことが重要です。
例えば子どもの保育園や幼稚園にポイントを置いて探しても、子どもが小学校に入ってしまうとその問題は関係がなくなってしまいます。
購入した家には長く住むのですから、家族の人生をよく考えて決めましょう。
住宅ローンで知っておきたい用語㉚: テラスハウスとは
テラスハウスとは2階建ての住まいですが、隣の家とは壁を共有する形になります。
2階建て住宅が長屋のようにつながった状態をイメージしてもらうとわかりやすいかも知れません。
それぞれの家に専用の庭やテラスがついていることから「テラスハウス」と呼ばれています。
おすすめの家に共通するポイント
賃貸住宅なら欠陥や問題があれば引越しできますが、家を買ってしまうとそう簡単に手放すことができません。
そこで、「買ってよかった」「住んでよかった」と思える物件を選ぶことが大切です。
長く住んで「いい家」といえる物件には、次のような共通点があります。
まず仕事がていねいであることです。施工が確かな業者の物件を選ぶようにしましょう。
さらに自然災害や気候の影響を極力少なくできる家が理想です。
- 耐久性
- 耐火性
- 防音性
- 通気性
- 耐震性
などをチェックしてみましょう。
上記のポイントを満たしているのが「長期優良住宅」です。
「長期優良住宅」とは
- 耐震性がある
- 耐久性がある(骨組みがしっかりしている)
- 維持管理が容易(メンテナンスがしやすい)
- 省エネ
などの条件をクリアした物件です。
住宅ローン減税でも優遇されますので、ぜひ検討してみてください。
メモ:物件の種類は、大きく分けて四種類ある
購入する物件の種類は、大きく分けると次の四種類になります。
1.アパート
2.マンション
3.一戸建て住宅
4.テラスハウス
また、それぞれに新築と中古があります。一戸建て住宅には建売住宅と注文住宅があります。
それぞれの違いやメリット・デメリットをよく理解しておきましょう。
初心者でも失敗しない物件の見方
物件探しは、まずチラシや住宅情報誌、不動産会社やハウスメーカー、工務店などのホームページを見てみましょう。
最初は予算や間取りの見当がつかない場合でも、いくつかの物件を見ていくと、「このエリアならこの間取りで○○万円で買えるんだ」といった相場がわかってきます。
さらにそれだけでなく、インターネットの口コミサイトを見ることをおススメします。
口コミサイトには実際に家を購入した人の感想が書き込まれています。匿名なので好き勝手に書いている人もいますが、その分を差し引いて見てみるといいでしょう。
ここでチェックすべきは
- 不動産会社やハウスメーカー、施工業者の評判
- エリアの感想
- マンションの住み心地
などです。
業者に対する口コミはもちろん重視すべきですが、エリアや物件に関する書き込みなども参考になりますよ。
(例)
・○○駅に近いところがいいと思って△△エリアで家を買ったが、となりの駅に特急が止まることがわかり、そちらのエリアが栄えることが判明。もっと下調べをすればよかった。
・10階建てマンションの5階を買った。角部屋ではなかったので、上下階や両隣の部屋に気を使う。少し高くても最上階か1階を選べばよかった。
など。こういった書き込みを見ることで、エリアのチェックポイントやマンションの部屋の決め方などが参考になります。
なお、口コミサイトは100%信用しないようにしましょう。
匿名なので悪口を書く人や業者側の人が高い評価を書きこんでいる場合があります。
あくまでも参考にしつつ、実際に現地まで足を運んで物件や業者をよくチェックすることが大切です。
物件探しは「探し始める時期」も重要!
中古物件はすぐに入居が可能という点がメリットです。価格も新築より安いため、転勤や子どもの入学・進学に合わせて家の購入を検討する人が多くなります。
特に3月と4月、9月の前後は入居者が増加します。
このように移動が多い時期は同じ物件を複数の人が購入を検討する可能性があり、倍率が高くなることがあります。また、急いで決めると、後で後悔することも。
物件探しは時間に余裕を持って、早めに動き始めましょう。
ただし、3月に入ると決算前ということで大幅な値引きをすることがあります。業者とのやりとりでお得な情報を聞き出すのがポイントです。
まとめ|物件探しは、建物だけで無く、探す時期も重要
物件探しは事前に家族の希望を聞いて、まとめておきましょう。
また、価格や間取り、エリアなどはどの程度を望むのかを整理し、その中で優先順位をつけていきます。
物件購入は賃貸物件のようにすぐに転居ができないものなので、長い目で見て満足できるものを選ぶことが重要です。
そのために価格ばかりに目を向けずに、耐震性や安全性、施工の技術なども重視しましょう。
インターネットの口コミサイトを参考にしながら、自分の足と目で物件を確かめると安心です。