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【マイホームと教育】子どもと暮らすのに、最適な場所とは?

母子

お子さんがいらっしゃるご家庭では、家族全員で「引っ越し先の条件」を考える必要があります。せっかく引越をするのなら、子育てしやすい(教育にも最適な)場所を選びましょう。

ここでは「マイホームと教育」の関係を中心に、お子さんにとって最適な住まいと環境について解説します。

子どもの成長に「必要な環境」について

子育て世代にとって、どこに住むかは大きな問題です。

特に昨今は子どもをめぐるさまざまな事件が発生しています。住まい探しをする場合は家そのものだけでなく周辺環境にも目を配るようにしましょう。

子育て世代が注意したい周辺環境のポイント

  • 学校から家までの通学経路で危険箇所(川や池など)がないか、林などで人の目が届きにくいところはないかどうか
  • 騒音や排気ガス、公害などがないかどうか
  • 街灯がついているかどうか
  • 公園で子どもがよく遊んでいるかどうか
  • 飲食街などで酔っ払いや浮浪者がたむろしていないかどうか
  • ゲームセンターやカラオケ店など若者が多く集まる場所が近くにないかどうか

公園

などをチェックしてみましょう。

事前に転居先の自治体のホームページでどんな子育て支援を行っているのかを確認するのもおススメです。
自治体によってさまざまなイベントを行ったり、子育て相談をしたりしています。
また、転入先の学校のホームページも見ておくと安心できます。

住宅ローンで知っておきたい用語No.72: 子育て支援

子ども・子育て支援新制度」は平成27年度にスタートしたもので、平成28年度に改正が行われました。
この制度は子育ては家庭だけでなく地域や企業など社会全体で支えていこうというのがねらいで設けられています。実施するのは市町村なので、全国画一的な施策ではなく市町村ごとにニーズに合わせた取り組みを考えて実施し、それを国や都道府県が支援していくというものです。

主な内容は
1.幼稚園・保育園・認定こども園などの職員配置や職員の処遇を改善する
2.仕事と子育て両立支援…企業主導型保育事業やベビーシッター事業に対して助成を行う
3.地域の子育て支援の充実…放課後児童クラブや病児保育、一時預かり、地域子育て支援拠点の開設など

など、多くの取り組みがあります。

例えば地域子育て支援拠点は地域の児童館や公民館などを週3日~5日程度開放しておもちゃや絵本などを使って自由に遊べるようにしています。
利用は無料で、子育ての悩み相談にも応じてくれます。

保育園に入園するまでの小さなお子さんをお持ちで子育ての悩みがある方や友達がいないという方は地域の子育て支援拠点を利用してみましょう。

「子ども・子育て支援」の内容は市町村によって異なるので、広報誌や市町村のホームぺージなどで確認してください。

子どもにとって、最適な住まいとは

子どもが快適に生活できるかどうかは、有名な私立学校が近くにあるかとかいい塾があるかといったことではなく、友達ができるかどうか、学校になじめるかどうかが重要です。

また、子どもが好きなことを十分に楽しめる環境かどうかも見てあげましょう。

  • 本好きの子どもは図書館が近くにあるかどうか
  • 虫や魚など自然が好きな子は近くに雑木林や自然が多い公園があるかどうか

などを考えてあげましょう。

ピアノや柔道などすでに何か習い事を始めていてそれを続けたいと思っている場合は、その教室が近くにあるかどうかも大きなポイントです。

メモ:小学校入学までに、引越しすると良い理由

子どもにとって学校は1日の大半を過ごす場所です。
授業だけでなく先生や友達とのかかわりの中で成長していきます。
そのためにせっかくなじんだ学校を途中で転校することのないように、できれば小学校入学までにマイホームを取得して引越しを完了するようにしましょう。

また、学校によって教科書が異なります。転校前の学校と転校後の学校で教科書や授業の進み具合が異なるのは子どもにとって負担になりかねません。

新しい環境に慣れるためにも引越し時期は子ども主体で考えてあげましょう。

教育環境が良い場所・良い住まいの特徴

大人は自然があふれる田舎がいいと思っていても、子どもにとっては必ずしもプラスの面ばかりではありません。

田舎暮らしでは

  • 進学時の選択肢が限られる
  • 習い事ができない
  • 通学に時間がかかりすぎて体力的に子どもの負担が大きすぎる
  • 同級生の数が少なく、気の合う友達ができない可能性がある

などのデメリットがあります。

極端な田舎や辺ぴな土地、離島などに移住を考える場合は、子どもの教育を視野に入れることが重要です。

子どもが転校を嫌がった場合は、しっかり「話し合い」をしよう!

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マイホームを持つと同時に引越し、転校というのはよくあるケースです。
しかし、子どもが転校を嫌がる場合があります。
そのときは家の購入を決める前に家族でよく話し合いましょう。

話し合う際のポイントは

  • どうして家を購入するのか→今の家では狭いこと、マイホームを持つにはお金がかかり、みんなの部屋を持てる大きな家を建てるためにこの土地に引越すこと
  • 引越し先には〇〇公園があり遊べるところが多いこと
  • 習い事を続けられること
  • 今の友達とは時々会うことができるということ

などを説明してあげましょう。

まとめ|引越しは、親だけで無く「子どもの意見」も尊重しよう!

マイホーム取得で引越す場合は、親の希望だけでなく子どもの意見や希望を尊重することが大切です。

子どもは子どもなりに友達関係を築いています。特に思春期の子どもは強引に話を進めないように配慮してあげましょう。

引越しのマイナス面だけでなく、新しい家でどんなライフスタイルが手に入るかというプラス面も説明することで子どもは納得してくれます。

家族みんなが納得した上でマイホームに引越せるように進めていきましょう。

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