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住宅ローン審査に通らない理由(融資可決の条件)

NG

住宅ローン審査に通らない理由は、年収の「多い・少ない」ではありません。多くの否決理由は、収入に見合わない借入額、過去(現在も含む)の借入に問題がある場合です。

また、年齢や保険の問題など、指定される「申し込み条件」を満たさなければ、ローン審査は通りません…。本記事では、考えられる「ローン審査に通らない理由」を一通り、説明したいと思います。

ローン審査に可決されない理由

ローンの審査で落ちるということは、「この人に融資をしても返してもらえないかも知れない」と判断されたということです。

その理由には、次のようなものがあります。

  1. 所得に見合わない高額な融資を申し込む
  2. 消費者金融で借入がある
  3. クレジットカード等でキャッシングをしている
  4. 2.や3.の借入件数が多い
  5. 過去の事故情報(返済遅延を繰り返したり、自己破産や債務整理の経験がある)が記録されている

もしこのような状況の友人があなたのところに「お金を貸してほしい」と言って来てもあまり貸したくありませんよね。
金融機関もそれと同じで、こういった観点でシビアに審査を行います。

住宅ローンで知っておきたい用語㊷: 借入件数

住宅ローンに限らず融資を受ける場合は、「借入件数」が審査項目に入っています。

借入件数の対象となるのは
・自動車ローン
・教育ローン
・カードローン
・キャッシング
・その他無担保ローン
などです。

クレジットカードで数万円の買い物をしたという程度は借入件数には含まれません。

なお、金融機関によっては奨学金も借入件数として申告するようにしているところもあります。

住宅ローンの場合は事前審査の段階で、どこにどれだけ借入があり、残高がどれくらいか、返済期間はどれくらい残っているのかを記入するようになっています。

もし借入件数や金額をごまかしても、個人信用情報機関に照会して確認されるので隠さずに申告することが大切です。

また審査を受けるまでに完済できるものはすべて完済して、借入件数を少なくすると融資が受けやすくなります。

ちなみにイオン銀行の住宅ローンの事前審査で借入件数は上限が3件までで、それぞれの借入先と残高、返済期限などを入力するようになっています。
それ以上の借入件数がある人は、少しでも完済して借入件数を減らしておきましょう。

ローン審査の「所得条件」を確認する方法

銀行

住宅ローンでは「所得が○○万円以上」といった条件は設けられていません。
(最低で年収100万円以上なら申し込みはできます。)

ただし、審査に通るには所得だけでなく、所得に占める各種ローンなどの返済の割合が重要になります。

これを「返済負担率」といいます。年収300万円の人なら30%、年収400万円の人なら35%程度になっています。

例えば年収300万円の人が返済負担率が30%ということは
300万円×30%=90万円
となり、12ヶ月で均等に割ると1ヶ月当たり75000円の返済なら借入が可能ということになります。
ただし、すでに自動車ローンの返済が月2万円ある場合は住宅ローンの返済は55000円に押さえなければなりません。
それに見合う額(金利を含む)だけが借りられるということになります。

返済負担率から融資可能額を計算するのは難しいので、こちらのフラット35のシミュレーションを利用して計算してみましょう。

毎月の返済額から借入可能額を計算する

年収から借入希望額を計算する

ぜひやってみてください。

メモ: 車のローンや、リボ払いも解消しておくこと!

リボ払いは高額な買い物をしても、毎月の返済額が一定なので利用している方も多いのではないでしょうか。

しかし、リボ払いは金利が高く、元金がなかなか減っていきません。特にキャッシングをリボ払いで利用している方は要注意です。
利用を繰り返すうちにどんどん借入額が増えている可能性があります。

一方、自動車ローンは高額な買い物なので少しでも残高を減らすことが大切です。

住宅ローンの融資を通そうと思うならば、このようなローンやリボ払いはすべて返済してクリアな状態にしておきましょう。

過去の借入、現在の借入に問題が無いかチェックする方法

ATM

財布に何枚もクレジットカードが入っていませんか?
ATMで残高をチェックしておきましょう。

特にキャッシング機能がついているクレジットカードはキャッシングを利用していなくても枠があるだけで審査に引っかかる可能性があります。

また、年会費がうっかり引き落とされずに個人信用情報機関に事故情報として登録されることもあります。

この機会に不要なカードは解約してしまいましょう。

借金の問題をクリアして、借りられる金額を増やす

自動車ローンなど高額なローンはマイナス要素になると思いがちですが、実はきちんと返済することで「返済能力が高い」と評価されます。
信頼度が高くなるため、住宅ローンの融資が通りやすくなるのです。

住宅ローンの審査を申し込む前に完済して信頼度を高めましょう。

まとめ|審査のコツを掴めば、誰でも可決率はアップする!

審査に通るコツは

  • 借入件数を減らす
  • 返済の遅れなどの事故情報を残さない
  • 住宅ローンなどは一度に完済して返済能力があることを証明する

などです。
これで審査の可決率はアップするので審査までにやっておきましょう。

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