こんな借り方はNG! 住宅ローンで破綻しない「賢い借り方」とは?

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余裕を持って(住宅)ローンを組んだはずなのに、いつの間にか「生活費がカツカツ…」という方は多いです。また、住宅ローンが支払えなくなり、破綻してしまうケースも数多く見られます。

本記事では、住宅ローンで破綻しないよう、賢い借り方とローンの利用方法について解説しましょう。

住宅ローン破綻とは・住まいも、お金も無くなってしまう危険性

通帳

住宅ローン破綻(はたん)とは、住宅ローンの返済ができずに家を売却したり、自己破産して財産を失ったりすることを指します。

特に多いのは住宅ローンの返済資金を別のところで借りるケースです。

せっかく金利が低い住宅ローンを探して借りたのに、クレジット会社のキャッシングや消費者金融などから高い金利でお金を借りて返済に充てるするケースが見受けられます。
その結果、複数の会社から借り入れをする「多重債務者」に陥り、自己破産に至るという道をたどりがちです。

住宅ローンで知っておきたい用語No.55: 自己破産

自己破産とはローンやキャッシングなどの返済ができなくなった場合に裁判所に破産の申し立てをして、返済を免除(免責)してもらうことです。

免責は裁判所が「返済不可能」と判断した場合にのみ認められます。
そのため、自分の財産がある場合や十分に返済できるだけの収入がある場合は免責になりません。
また、借金の理由がギャンブルや高級品の購入といった浪費、FXや先物取引などの場合も免責にはならない可能性があります。

例えば借金が100万円で毎月の手取り収入が40万円の場合は、返済ができると判断されて免責にならないケースがあります。

【自己破産のメリットとデメリット】

●メリット
・自己破産すると、それ以降の返済が0になります。
毎月返済のために別のところからお金を借りる「自転車操業」をしていた人にとって返済が0になるのは大きなメリットです。
・金融機関からの督促や給料の差し押さえなどがなくなります。
・会社にバレることはありません。
・家族に返済を求めることがありません。(保証人になっている場合を除く)

●デメリット
・自己破産をしてから5年~10年間は信用情報機関に記録が残るため、クレジットカードを作ったり、お金を借りたいということができなくなります。
・免責が出るまでの間は士業など一部の職業に就けなくなります。
・保証人がついている債務は自己破産をすると、保証人のところに返済請求がいきます。
・財産(一部の生活必要品は除く)は処分の対象になり、手放すことになります。

【住宅ローンがある人の自己破産は?】

住宅ローンの返済中に自己破産を申し立てるとどうなるのでしょうか?

住宅ローンを組むときに金融機関は抵当権を設定します。
これは「万が一返済できない場合に備えて家を担保にお金を貸す」ということで、自己破産=返済できないとなると抵当権を実行して家は競売にかけられます。

つまり、住宅ローンを含めてすべての借金の返済はなくなりますが、その代わりに家を手放すということになります。

なお、自己破産では「住宅ローンは支払うが、それ以外の借金の返済を免除してほしい」ということはできません。破産申請をすると、すべての返済が免除になりますが、家や財産を失う可能性があります。

家を手放さずに借金の問題を解決したい場合はその他の債務整理(民事再生など)を検討してみましょう。
弁護士などが相談に応じてくれます。

住宅ローンで破綻する人の特徴

住宅ローンで破綻する人には、次のような5つの特徴があります。

破綻しやすい人の特徴

  1. 住宅ローン以外の借金を抱えている
  2. 所得に見合わない借入
  3. 計画性が無い
  4. ローンの見直しが苦手だ
  5. 仕事が不安定

① 住宅ローン以外の借金がある場合

不動産会社の営業マンから「今の家賃と同額で返済できますよ」と言われて、「それならば買えるだろう」と安易に申し込みをしがちです。
しかし、それ以外の返済と合わせるとかなりの負担になってしまいます。特に住宅ローンは返済期間が長いために、申し込む前によく考える必要があります。

② 所得に見合わない借入

最初は収入に見合う額の家を検討していたとしても、いい物件を見るとそちらに魅力を感じてしまいます。「どうせ住むなら満足できる家を」となり、所得に見合わない高額なローンを組むことに…!
結果的に返済で苦労することになります。

③ 計画性がない

普段から安易にクレジットカードで買い物をする人や、毎月の予算を考えずに衝動買いをする人は要注意です。
住宅ローンの返済も「何とかなるだろう」と考えてしまいます。
将来は夫婦で働くのかどうか、繰り上げ返済は可能かどうかなど長期的な計画を立てましょう。

④ ローンの見直しが苦手

住宅ローンは定期的に見直すことで、返済総額を減らすことができます。そういった手間や勉強を面倒だと思う人は結局損をすることになります。

⑤ 仕事が不安定

何度も転職を繰り返す癖がある人や、非正規雇用など収入が不安定な人は返済計画を立てると同時に収入の安定を図ることが重要です。

住宅ローンで破綻しない3つのコツ

住宅ローンは20年~35年と長期にわたって返済するものです。それだけに破綻しないように、事前にしっかりと考えることが大切です。

住宅ローンで破綻しない3つのコツ

  • 何でも相談し、疑問はすぐに解決する
  • 無理な借入はしない
  • 計画性がある、コツコツ返済できる

パソコン

住宅ローンには専門用語がたくさん出てきます。それらをあいまいにしたままで話を進めないようにしましょう。

また、ほかで借り入れがあることや、クレジットカードの利用額が多いことなども隠さずに相談することが大切です。

夫婦で毎月の収入と支出をよく相談して、「無理な借入はしないこと」「計画的に返済すること」を心がけましょう。

ローン破綻する前にできる2つのこと

もし住宅ローンが返済できずローン破綻しそうになったら、安易に自己破産を考えずにまずは民事再生などでほかの借金を減らすなどの対策を行いましょう。

どんなローンでも1度や2度返済が遅れた程度は心配はいりません。延滞が許される期間内に専門家に相談するなどの対策を進めましょう。

まとめ|最初の計画がしっかりしていれば、ローン破綻しない

見栄を張って高い物件を購入したものの返済ができずに家を手離すということのないように、無理のない借り入れと返済計画を立てることが重要です。

しっかり計画を立てていても、ローン返済中に勤め先が倒産したとか、自分や家族が病気で医療費がかかったなどのどうしようもない理由で返済できなくなる場合があります。
人生は何が起こるかわかりません。
そういった不測の事態に備えるためにも、無理は禁物です。
また、むやみに借金をしないことが重要です。

家族でよく話し合って、きちんと返済できる額で融資を受けるようにしましょう。

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