ローンのトラブル・返済負担が大き過ぎるのは、ダメ!

借金

住宅ローンを借りた後、返済負担が大きすぎると、返す期間は短くなりますが、生活の状況はやや不安定になります。また、万が一所得が少なくなったり、収入源が絶たたれてしまっては大変です…! 

月々の返済は、バランスの良い金額を設定しましょう。本記事では、返済負担を上手にコントロールするコツについて、詳しく解説します。

返済負担が大きくなると、起こりやすいトラブル

請求書

早くマイホームを持ちたいと思うあまり、頭金を準備せずに住宅ローンを借りるとどうなるでしょうか。

頭金が0でも住宅ローンを借りることは可能です。しかし、物件価格の全額を借りて、さらに金利が上乗せされます。そのため、返済額が大きくなってしまいます。

しかも、もし返済できない場合は家を売却しなければなりませんが、購入時の価格で売れるわけではありません。家は築年数が経過するごとに価格が下落します。売却したお金だけでは住宅ローンの残りすべてを返済できません。
不足分を用意するために新たに別のところで借りるという悪循環に陥ってしまいます。

住宅ローンの返済ができず破綻した例をいくつかご紹介します。

例①:学費が準備できず大慌て!

Aさんは家を購入したのを機に生命保険の見直しをしました。その中で保障額を下げるなどの対策を取り、2人の子どもの学資保険(毎月3万円)も解約してしまいました。

毎月の返済は問題なくできていましたが、2人の子どもが私立の高校と大学を同時に進学することになって急に慌てはじめました。
住宅ローン優先で貯金はなし、学資保険もないため、学費の準備ができなかったのです。教育ローンを借りると住宅ローンの返済とダブルで負担が大きくなりますが、止むを得ません。子どものために教育ローンを借りてその返済が定年退職後も続くことになりました。

住宅ローンの返済を優先するため、それ以外の支出を極力抑えるのはいいことです。しかし、率がいい貯蓄や積み立ては残しておきましょう。

例②:ボーナスが激減!ボーナス払いができない

Bさんは業績が好調とニュースでも話題になる有名企業に勤めていました。会社の同僚もみんな広い家を購入しているため、「自分も!」と駅に近い好立地に広い家を5000万円で購入しました。
貯金の800万円は全額頭金として使い、毎月の返済額は10万円、ボーナス時はさらに20万円(×年2回)が加算されます。

借り入れ時はボーナスが多く、「これくらいの返済は余裕!」と思っていたBさんですが、その後会社の業績悪化や企業ぐるみの不祥事などでボーナスは大幅に減少。希望退職を募るほどの状況になってしまいました。
ボーナス月の6月と12月に支払う30万円の返済が支払えなくなってしまいました。

家を手放すことは避けたいものの、どうすればいいのか頭を抱えています。

例③:返済が厳しく期間延長!そのしわ寄せが老後に

Cさんは給料の減額などで住宅ローンの返済が厳しくなり、銀行に返済期間の延長を申し出ました。
62歳で完済予定だったのを72歳まで引き延ばしてもらったおかげで毎月の返済額が少なくなり、なんとか順調に返済を続けています。
しかし、60歳で定年退職を迎え、65歳までは継続雇用で働いたものの給料はそれまでの半分に減ってしまい生活に苦慮する毎日です。退職金もほとんどなく、65歳以降は年金生活となり、住宅ローンの返済ができずに老年破産することになってしまいました。

住宅ローンで知っておきたい用語No.65: 申込証拠金

申込証拠金とは住宅購入時に不動産業者に「申し込みの意思がある」ことを示すために支払うお金のことです。

5万円~10万円程度が一般的です。
申込証拠金はもし契約をしない場合は、後で返金されるものです。そのときに備えて領収書(預かり証)を取っておきましょう。

業者によっては申込証拠金の返還を渋るところがあります。事前に「もし都合でキャンセルしたら返金されますか?」と聞いておきましょう。
キャンセル時には返金される旨を記した書面を受け取っておくと安心です。

返済負担を軽くするコツ

住宅ローンは借り入れ時の条件でずっと返済続けなければいけないということはありません。ボーナスを貯めるなどまとまったお金ができたときに繰り上げ返済することで、毎月の返済額を減らしたり、返済期間を短縮したりできます。

ある試算の例をご紹介しましょう。
(条件)
金利3%:3000万円を借り入れ
返済期間:35年間(全期間固定金利)
総返済額:約4,840万円

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借り入れから3年経過時の総返済額は約4,434万円ですが、この時点で100万円を繰り上げ返済に充当することで総返済額は約4,181万円になり金利と元金を合わせて253万円も減少します

このようにこまめに繰り上げ返済をすることで総返済額を減らすことができます。
また、頭金を多く入れることで借り入れ額そのものを減らすこともできます。

ローンの返済額を上手く調整する方法

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住宅ローンの借り入れ額や毎月の返済額は決して無理をせずに、余裕を持って設定しましょう。
借り入れ時に「なんとかやっていけそう」という甘い見込みでは、将来給料やボーナスが減ったときに苦しい思いをします。

住宅ローンを返済しつつ教育費や老後資金の積み立てができるような余裕のある設定が理想です。

契約前に、返済シミュレーションをしておこう

最近は多くの金融機関のホームページで住宅ローンの返済シミュレーションができるようになっています。

  • 毎月の返済可能額から借りられる金額を出す方法
  • ほしい物件の価格から毎月の返済額を出す方法

など、さまざまなパターンでシミュレーションができます。

シミュレーションはあくまでも目安ですが、本当に返していけるのかどうかを判断するのに役立ちます。
ぜひ、何度もやってみてください。

まとめ|返済負担が大きくならないよう、綿密な計画を立てよう!

住宅ローンの返済ができない「住宅ローン破綻」や返済期間が老後も続いて返せない「老後破産」が増えています。

住宅ローンは長期間にわたって返済するものだけに、無理のない余裕を持ったプランを立てることが大切です。

銀行や不動産業者が「今は金利が低くてチャンスですよ!」「お客様ならこれくらいは返済できますよ」と勧めても、自分でシミュレーションをしたり、毎月の生活費や教育費などを総合的に考えて判断しましょう。

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