こんな業者はダメ!良い仲介業者・不動産業者の見分け方
良い仲介業者に出会うと「良い物件」に自然と出会えます。しかし、悪い仲介業者に出会ってしまうと、余計な費用がかかったり、悪い物件を掴まされてしまうので細心の注意が必要です。
本記事では「良い仲介業者」と「悪い仲介業者」の見分け方について、詳しく説明しましょう。
この記事でわかること
良い仲介業者に共通する特徴とは?
住宅購入でまず窓口になるのは仲介業者の営業マンです。
あなたの担当営業マンは大丈夫でしょうか?
実は良い業者・良い営業マンには共通する特徴があります。
次の点をチェックしてみましょう。
【営業マンのチェックポイント】
- 身だしなみや言葉使いがしっかりしているか
- 社会人としての常識やマナーが身についているか
- 素人にもわかるように丁寧に説明してくれるか
- 物件のデメリットも隠さずに教えてくれるか
- 約束の時間を守れる人か
- わからないことはあいまいにせずにきちんと調べて説明してくれるか
一方、業者(会社)もしっかりチェックしておきましょう。
【仲介業者・不動産業者のチェックポイント】
- 宅地建物取引業免許証番号を確認する…「〇〇県知事(3)第235689」と表示されているもので、( )内の数字が大きいほど長く営業している業者ということになります。
- 仲介業者の場合は「レインズ(REINS)」という流通機構に加盟しているか確認する…仲介業者の不動産情報のネットワークが「レインズ」と呼ばれるものです。レインズに加盟している仲介業者ならどこで紹介してもらっても情報量に変わりはありません。
後は対応やアフターフォローなどで比較してみましょう。 - 口コミサイトや近所の人の評判などを聞いてみる
このようにさまざまな角度からチェックすると安心です。
住宅ローンで知っておきたい用語No.66: 預金連動型
預金連動型住宅ローンとは預金額と同額の借り入れ分に対しては金利がかからないというタイプのローンのことです。
例えば3000万円の住宅ローンを借りようと思う場合、その銀行に1000万円の預金があれば1000万円分の融資額に対しては金利が0になります。
3000万円借り入れ | |
---|---|
預金1000万円分 | 残り2000万円分 |
金利はかからない | 金利がかかる |
住宅ローンの返済で金利分は大きなウエイトを占めますが、預金分が軽減されるので総返済額がかなり抑えられます。
ただ、この預金連動型住宅ローンを取り扱っているのは東京スター銀行や関西アーバン銀行など一部の銀行に限られています。活用したい人は一度調べてみましょう。
悪い仲介業者は、ここがダメ!
悪い業者の特徴を知っておくと、「ここは怪しいかも!」とすぐに気づくことができます。
次の点をチェックしてみましょう。
- 条件のいい物件をオトリにしてホームページやチラシに表示して客を呼ぼうとする業者…最初から売りに出していないのに「それはもう売れてしまったんですよ。こちらがオススメですよ」と押してくるので要注意です。
- 契約を急がせる…営業マンは日々ノルマに追われています。業者によっては営業所単位で売り上げを競っているところもあり、顧客の希望を十分に聞かずに押してきます。
強引な話法に負けずに「もう少し考えてから決めます」とキッパリと対応しましょう。 - デメリットを隠そうとする…都合の悪いことや物件のデメリットを説明せずに、顧客が質問したときに初めて説明するのは隠そうとしていたと考えられます。ほかにも何か隠している可能性があるので気をつけましょう。
- 口約束で物事を進めようとする…物件の売買は大きな契約です。後で「言った」「聞いていない」と押し問答になってトラブルに発展することも…。ささいなこともきちんと書類にしてもらいましょう。
- 接客態度が悪い…年長者に対してため口で話したり、身だしなみがだらしない、話が雑、説明が不十分などがある場合は信頼できる業者とは言えません。社員教育ができていない証しです。
業者のペースに巻き込まれないように注意しつつ、複数の業者を比較検討するのがオススメです。
メモ:仲介業者が紹介する金融機関以外にも、利用を検討する
住宅購入を決めると仲介業者や不動産業者がおすすめの金融機関の住宅ローンを紹介することがあります。
住宅ローンの手続きは専門用語や準備する書類などが多いため、任せてくれる方が不備が少ないからという理由があるようです。
しかし、住宅ローンは金融機関によって金利や手数料、サービスなどが異なります。
まずは自分でいくつかの銀行を比較、検討してみましょう。もちろん仲介業者・不動産業者がすすめる銀行も一緒に検討すると違いがよくわかります。
不明点は業者や銀行にドンドン質問して解決することが大切です。
悪い仲介業者に騙されそうになったら…?
欠陥住宅や訳あり物件を「お買い得ですよ」と強引に勧めるといった悪い仲介業者がいます。
もし騙されそうになったら、問題がこじれる前に弁護士など法律の専門家に相談しましょう。
いきなり弁護士事務所に相談に行くのはハードルが高いと感じる場合は、自治体や弁護士会などが実施している「無料法律相談」を利用するのがオススメです。
ひとりで悩まないことが大切です。気になることがあれば少しでも早く相談してみましょう。
良い仲介業者を見つけるコツ
良い仲介業者・不動産業者を見つけるには、最近家を買った友達や同僚に聞いてみるとか、インターネットの口コミサイト、住宅ローン専門サイトなどで評価を見てみましょう。
有名な仲介業者や住宅販売会社でも中には悪い評価がついているところがあるので、参考になります。
まとめ|良い業者を探して、理想の住まいを手に入れよう
満足のいく住宅を手に入れるには、業者との巡り会いが大きな要素になります。
企業イメージだけでなく担当者の対応を十分チェックして、慎重に選ぶようにしましょう。