住宅ローンを活用|里帰りリフォームが人気ってホント?
家族が増えるタイミングで『里帰りリフォーム』をされる方が増えています。里帰りリフォームとは、実家に帰って親との同居(二世帯・三世帯)をするため、マイホームを購入したり、増改築をすることです。
ここでは、実家で行う「里帰りリフォーム」の特徴やメリット、住宅ローンを活用した費用の使い方について説明しましょう。
この記事でわかること
実家で新生活・里帰りリフォームとは?
都会に出ていた方が実家に戻って家をリフォームし、親と同居を始めることを里帰りリフォームといいます。
親が高齢になってきて老後が心配でUターンをする人や、子どもを豊かな自然の中で育てたいという理由で実家に戻る例もあります。若い人の中には農業を継ぎたいという気持ちでUターンするケースもあります。
田舎の家は土地や延床面積は広いものの設備が古い、断熱性がなく寒いなどさまざまな問題があります。
里帰りリフォームも二世帯リフォームと同じで、親世帯と子世帯のトラブルがないように間取りを考える必要があります。
さらに寒冷地や豪雪地帯、盆地で湿気が多いといった土地の気候や風土に合わせた対策をすることが大切です。
地方の家は敷地が広い場合が多いため、リフォームではゆったりとした間取りを取ることができます。
リフォーム例
- 高齢の親は1階だけで暮らせるようにして、子世帯が2階で暮らすように設計
- 親の部屋と子ども部屋を1階に作り、学校から帰ったら祖父母に子育てを手伝ってもらう
- 床暖房や蓄熱システムを導入して寒い地方でも快適に暮らせるようにする
- 浴室に暖房乾燥機を導入し、高齢の親のヒートショック現象を避ける
- 親は漬物作りや味噌作りなどができるように専用のキッチンを作り、子世帯はケーキやグリル料理ができるように大きなキッチンを作る
など、家族構成や土地柄に合わせたリフォームを考えましょう。
住宅ローンで知っておきたい用語No.80: ミックスローン
住宅ローンの金利には
固定金利
変動金利
の2種類ありますが、この2つを組み合わせて申し込むことをミックスローンといいます。
例えば3000万円を借りる場合
・2000万円を長期固定金利
・残り1000万円を変動金利
で申し込むことができます。
組み合わせ方は
A:全期間固定金利と5年固定金利
B:2年固定金利と20年固定金利
C:5年固定金利と変動金利金利
など金融機関によってさまざまな組み合わせができます。
(3つ以上の組み合わせはできないところが多いようです。)
ミックスローンは将来の金利の変動に備えるためです。すべてを固定金利にした場合、将来金利が大幅に下がった場合は利息を多く払うことになります。また変動金利で申し込んで、将来金利が大きく上がった場合も返済額が増加します。
将来の返済リスクを抑えるためにミックスローンは役立つのですが、金融機関によっては2つの住宅ローンを申し込んだことになり、諸費用が2倍かかるところがあります。
事前にメリットとデメリットをよく理解してから申し込むようにしましょう。
住宅ローンを活用した「里帰りリフォーム」の方法
住宅ローンは里帰りリフォームにも使えます。大がかりなリフォームをするときは融資額が多い住宅ローンを利用するといいでしょう。
一方、設備を改装するなど小規模なリフォームでいい場合は無担保のリフォームローンでも改修が可能です。
ただ、里帰りリフォームは都会で家を持つよりも安い費用で改修が可能なので、長く快適に暮らせるように思い切った改装を検討してみましょう。
親子リレーローンなども利用できるので、家族三世帯みんなが満足できるように設計を考えるのがおススメです。
メモ:収入合算って何?
住宅ローンの審査は年収が多いほど審査が通りやすくなります。また、融資額も多く借りられます。
そこで夫だけの収入だけでなく妻や親の収入も合わせて審査を通りやすくするのが「収入合算」という方法です。
例えば次のようなケースがあります。
・融資希望額…4000万円
・夫の年収…400万円
・妻の年収…300万円
夫の名前だけで審査を受けて通らなかったとしても、妻の収入を合算して申し込むことで融資が可能になります。
なお収入合算ができるのは同居している人に限られます。
住宅取得後に同居することが決まっている場合は、親の収入を合算することも可能です。
ただし、金融機関によって合算する人の年収や年齢などで条件が設定されていることがあります。
事前によく確認しておきましょう。
里帰りリフォーム・親と一緒に暮らそう!
親と同居する二世帯住宅を希望する人が増えています。
その場合には
- 子世帯が住む都市部に親を呼ぶ方法
- 子世帯が実家に戻る里帰りの方法
の2通りあります。
このページでご紹介している里帰りリフォームには、次のようなメリットがあります。
- 高齢の親が住み慣れた土地から離れると環境が大きく変わり認知症を発症する可能性があるが、子世帯が実家に戻れば親は生活環境を変えずに済む
- 豊かな自然の中で子育てができる
- 地方によっては野菜や米、魚などを家で採れるため、食費が軽減される
- 親世帯が子育てを手伝ってくれるので妻が働きに行ける
- 子世帯と同居することで親世帯に体調の変化があったときに安心
故郷でリフォームする場合の注意点
親との同居はメリットもありますが、嫁と姑のトラブルなども起こり得ます。
親世帯と子世帯の居住スペースを分けるなど設計を工夫しましょう。
参考記事:住宅ローンの利用後|嫁と姑が、同居で失敗しないポイント3つ!
特に里帰りの場合は、夫は懐かしい故郷に帰るのでうれしいのですが、妻にとっては異郷の地で何かと不安があります。
- 方言
- 地方の風習
- 近所の人の目
など、ストレスを感じやすくなります。子どもも同じで地方の暮らしになじめない可能性があります。
移住を決めるまでに何度も里帰りをして、地方の暮らしになじめるかをよく考えることが重要です。
里帰り移住を決めた後は親世帯も夫も家族がスムーズになじめるように配慮してあげましょう。
まとめ|里帰りリフォームは、最高の親孝行になる!
子どもが巣立っていって地方で老夫婦だけでさびしく暮らしている親世帯にとって里帰りリフォームは大変うれしい出来事です。
子どもや孫と一緒に暮らせるという楽しみのほかに安心感が大きいでしょう。
さらにリフォームすることで古い家が最新設備を備えた暮らしやすい住まいに変身します。
最高の親孝行になりますよ。