住宅ローンを借りる前に「現地見学の賢コツポイント」を抑えておこう
住宅ローンを借りる前に、購入する土地・家はくまなくチェックしましょう。見るポイントが分かっていれば、マイホームの購入で失敗はしません…。ここでは、現地見学会で抑えておきたい「失敗しない土地と物件の見方」について説明します。
この記事でわかること
現地見学会は、販売センターのほか「建築中」の土地でも実施される!
現地見学会は、住宅展示場のほか、以下の場所で開催されています。
現地見学会が実施される場所
- 大規模分譲地など(大型展示場)
- 中規模の分譲地(現地販売センター)
- 完成物件・モデルハウス(個人宅でも実施される)
- 建築中の土地・更地など
① 大規模分譲地
大規模分譲地は、いくつかのメーカーが集まり「住宅展示場」として、現地見学会を実施しています。常設の場所がほとんどで、多くの人が来場します。また、土日や祝日にはイベントなどを開催するほか、キッズルームや託児所などを併設する分譲地も多いです。各メーカーをくまなく回れば、一日あっても時間が足りないほどです。
大規模分譲地はここをチェックしよう!
大規模分譲地を訪れる場合は、先に「お目当てのメーカー」を決めてから、効率良く回るようにしましょう。
ただ「時間の余裕があれば」くまなく回られることをオススメします。知らないメーカーにも、掘り出し物の物件や魅力的な住まいが見つかるかもしれません。時間に余裕があれば、何日かに分けて、それぞれの住まいをチェックするようにしましょう。
② 中規模の分譲地
中規模分譲地は、建築予定地や完成物件の「現地販売所」として機能しており、現地では(簡易的なプレハブなどを建てて)来場者に各物件の説明を行っています。
ただ、土日や祝日を除けば、スタッフが(現地に)常駐する訳ではありません。多くの場合は予約をしてから来場をします。また、メーカーの車で現地に連れて行ってもらうことも多いです。
中規模分譲地はここをチェックしよう!
完成物件があれば、中をゆっくり見学させてもらいましょう。また、同じ団地内でも一軒一軒、間取りや仕様、デザインが異なります。できれば、多くの物件を見学できるよう、担当者にお願いをしてみましょう。
更地(さらち)の場合は「業者がどのような工事をしているのか」くまなくチェックしてください。良い業者は、建築中の土地でも清掃に気を配っています。整理整頓が上手な業者は、丁寧な仕事をすることが多いです。
③ 完成物件・モデルハウス
住んでいる方の住まいを開放し「現地見学会」を実施する場合があります。実際に住んでいる人は、どのような暮らしをして、どのように感じているのか、生の声や意見に触れることができます。
ただ、場所によっては「住んでいる家族がいない時間帯」に合わせて、現地見学会を実施することもあります。
完成物件・モデルハウスはここをチェックしよう!
多くの住宅展示場は、家具や家電が置いていませんが、住んでいる人の家には、家具や家電、さまざまな家財が置いてあります。このため「実際に住むと、どのような雰囲気になるのか」住んだ後のイメージがしやすくなります。
どのような点が使いやすく、使いにくいのはどのあたりなのか、家の中をくまなくチェックしてみましょう。
④ 建築中の土地・更地など
建築中の家や更地を見せてもらえることがあります。この場合、住まいの構造や地盤などを組まなくチェックしておきましょう。中には「構造見学会」を開く業者があるので、確認を取ってみてください。
現地で物件を見る場合、チェックしたいのは「家族のこと」
現地販売所で「物件を見る」場合は、以下のポイントをチェックしてください。
現地でチェックしたいポイント6つ!
- 最寄り駅までの交通手段、自宅からの勤務先までの時間
- 学校、病院、商業施設は近いか?
- 日当たり、家の方角
- 床の段差、浴室やトイレ、階段のスロープ
- 周辺環境は静かかどうか(安全面・治安)など
- 夜になると、どのような雰囲気になるのか(防犯の面など)
家は自分だけで無く、家族全員が住む大切な場所です。買ってから後悔しないよう、家や土地、環境を丁寧にチェックしておきましょう。